【コミュニケーション】相手の本音を引き出すことで「いい人間関係」をつくれる4つの理由
2015年11月より、まるまる1年以上放置していた私のブログですが、その間に、コミュニケーション、営業、リーダーシップを3本柱に研修講師として起業しました。
2017年にもなったことだし、コミュニケーションのテーマで、ゆっくりと私のブログを再開していきたいと思います。
では、まず、「相手の本音を引き出すコミュニケーションスキルとその効果について」から始めていこうと思います。
相手の本音を引き出して、「ふむふむ」とか「なるほど」と話を聴いてあげるだけで相手の好感を得ることができます。例えば、
2010年7月18日のマイナビニュースで「女性に好かれる人の特徴ランキング」という記事がありました。582名の20代女性に聞いたアンケート結果です。
Q:女性に好かれる人の特徴を教えてください。(複数回答)
1位 聞き上手 50.5%
2位 気配りができる 49.8%
3位 話がうまい 46.7%
4位 優しい 43.0%
5位 頼りになる 38.0%
1位の「聞き上手」とほぼ同率で2位に「気配りができる」、そして僅差で3位に「話がうまい」がランキングに入っています。
1位は「聞き上手」。
人は誰でも相手に自分のことや自分の考えを話したいという欲求を持っています。ですから自分の話を共感しながら聞いてくれる相手のことは好きになります。「聞き上手」が第1位にランキングされるのは当然でしょう。
ただ、面白いのがこのアンケートと同じ質問を男性にしたところ、男性の回答では第1位は「話し上手」でした。男性は「相手が喜ぶ話を上手にできること」を女性に好かれる条件として最も重視していたのです。
男性よりも「おしゃべりが好き!」とされる女性にとって、好きになる対象は「聞き上手」。
それに反して男性は「女性にモテたいなら、まず、面白い話ができなきゃね!」と考えていたのです。ああ、なんという勘違い。だから、合コンやパーティーで女性の気を惹こうと一生懸命「僕がこうした、僕がああした」と話し続ける男性のほとんどが芳しくない結果に終わることになるのでしょう。
ふりかえれば私もそうでした。合コンなんて悲惨な思い出ばかりだわ。もしこのブログを読んでくださっているあなたが男性ならば、学生のときや若い頃を振り返ってみてください。いかがでしたか?
では、第2位の「気配りができる」ということはどういうことでしょう?
「気配りができる」とは、「相手の感情、もしくは相手と自分のあいだにある空気を読み取って、相手が望んでいる言動をとること」です。
そして第3位の「話がうまい」ことは、
「相手の考えや感情、本音を読み取って、相手が望んでいる話が出来ること」と言えます。ということは、あなたが相手に質問して、本音を引き出すことによって相手の感情を理解し、それに沿った話をしてあげれたならば、それだけであなたは相手からの好感を得ることが出来るのです。
そして、加えるなら、第4位の「優しい」も要するに「相手を気遣う」ということですから、これも相手の本音を読み取れることが条件になってきます。
なんと女性に好かれる条件として、「本音を引き出す」ことが上位4つの要件に関わっているんですね。
これらの要件は、相手が女性のみならず、すべて男性にも該当します。
つまり、いい人間関係をつくるための必須のスキルが「本音を引き出す技術」と言えるでしょう。