【コミュニケーション】雑談があなたの人となりを相手に知らせてくれる。
■雑談が出来ない若手営業マン
商売の話を始める前に、
営業マンは、お客様から好感と信頼感を自分に寄せていただけるように、
まずは雑談を交わすことで自分の人となりをアピールしなければいけません。
にもかかわらず、この雑談が出来ない若手営業マンが非常に増えているのです。
ですから私は講師として、企業研修などで雑談の仕方を教えています。
しかし、思い返せば私たちが20代の営業マンの頃、
雑談の仕方を教えてもらった記憶はありません。
むしろ、ロールプレイング指導のときに
「君は雑談が長すぎる。適当なところで雑談を切り上げてスムーズに商談に入れ!」
と言われた記憶が残っています。
この私の経験からもうかがえるように、
私たちの生活習慣やコミュニケーションの取り方は、
ネットの普及やメール、SNS、LINEなどの普及で以前とだいぶ変わりました。
かなり便利に自分の気持ちを発信できるようになった反面、
対面して直接、会話や電話で話す機会が減ったため、
「まずは雑談で会話をスタートさせて、相手との間を詰める」という
古典的な雑談技術のトレーニングが出来ていないまま、
彼らは社会人になっているのでしょう。
その証拠に、ここ数年、「雑談力」をタイトルにつけた本が良く売れているようです。
■初対面の相手に雑談をする際の3つのコツ
では、「雑談って何を話せばいいの?」という人に、初対面の相手に雑談をする際のコツをお伝えします。
(1)まず、あいさつであなたから話しかける。
(2)好き嫌いや主義主張が入らないネタを相手にふって質問する。
(3)あなたから自己開示する。
明日からは、これら3つのポイントを1つずつ説明していこうと思います。