漢字って、なんでそんな字になってんの、とか学べば色々楽しい!
こんにちは!
■漢字教育士養成講座をはじめました!
私たちの会社で企画・運営しているハルカス大学。
そのハルカス大学の新しい試みの講座として、今年の8月より「漢字教育士」養成講座をスタートさせました。
これは、立命館大学・白川静記念東洋文字文化研究所がつくられた認定資格で現在はZ会さんのWeb通信教育で普及されています。
この「漢字教育史」養成講座のリアルな講義を私たちのハルカス大学でもやってみようか!というのが今回の企画であります。立命館大学、Z会、そして私たちハルカス大学とのコラボ企画なんです。
ところで「漢字教育士」って。。。知らないでしょ?(笑)
だって、まだ世の中に100人程度しか存在しない資格ですから、知ってる人が珍しいはず。まあ超マイナーな資格です。
立命館大学さんのサイトを見てみると、
「漢字教育士」は‘漢字を学ぶ楽しさを伝えたい’‘漢字を教え、地域と人とコミュニケーションを深めたい’ という方に向けた新しい資格として、立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所が2011年より制度運用を開始しました。
漢字の構造などを体系的に学び、漢字の知識を深め、更には身に付けた漢字に関する様々な知識やスキルを、
学校における国語教育や地域社会における学習ボランティアの指導現場などに活かすことのできる資格です。
現在、全国で約100名の方が漢字教育士の資格を取得し、各方面で活動を始めています。
と解説されています。
「名誉漢字教育士」という人も存在してて、なんとあの武田鉄矢氏なんですよ。金八先生のときに「人という字は~~~」という名セリフがありましたが、その普及力や存在感の大きさから彼が名誉漢字教育士に選ばれたそうです。ちなみに「人という字は人と人が寄り添っている様を表わした」ものではまったくなくて、本当は人が手を前に出して立っている姿から出来た漢字なんですが(笑)、漢字教育士の勉強をするとまあそういったこととかを学べます。
■私も目指すことにしました!
この企画の言い出しっぺということもあり、また自分の名刺に「漢字教育士」という見慣れない資格を入れるのも相手さんの興味を惹くにはいいかも!と考えたこともあり、
私も18,000円の受講料を支払い、学ぶことにしました。
(ちなみに漢字教育士の資格取得には全部で60,000円かかります。今回のハルカス大学の講義は養成講座全部の4分の1なため。)
で、今週水曜日に第二回目の講義がありました。
今回の講義では、漢字教育に関わるセクションから
・人体から出来た漢字
・動物から出来た漢字
を、
漢字教育に関するセクションから
・熟語とは何か?(二字熟語、連文の構造)
を学びました。
■なぜ、ニャンコは「けものへん」に「苗」と書くのだろう?
なかでも今回、面白かったのは動物から出来た漢字のはなし!
例えば、
「猫」という漢字。
なぜ、けものへんに「苗(なえ)」と書くのでしょう?
猫は田んぼに住んでいるから? それとも苗を食べているから?
いずれも違いますよね。
漢字には形声文字といい、そのものが出す音から出来た漢字があります。「苗」という字は中国語で「ミャオ」と読みます。つまり、ねこは「ミャオ、ミャオ」と鳴く動物だから「猫」という漢字になったそうなんです!
え、猫はにゃーにゃーだろうって?
確かに日本でそうだけど、漢字を作った中国人の耳には「みゃお、みゃお」と聞こえたんだって!
動物を表わす漢字って、だいたい象形文字といって動物の形そのものからできたものが多いんですよね。例えば、
鳥、馬、犬、牛、羊、虎、象、熊、亀…
などなど。
これは漢字が誕生したころの中国に、すでに犬は存在したため、その姿から象形文字が生まれたんですが、当時、猫はエジプトにいる動物で中国にはまだ存在していなかったから象形文字にならなかったんだそうです。
なるほどですね!
漢字の一文字、一文字にこういう意味や歴史があり、漢字の勉強をすることでいろんな蘊蓄を自分にインプットすることが出来そうですね。
これから、この「漢字教育士」の話も続けて書いていこうと思います!